吉建ウォール

お客様に「喜び」をご提供する。
それが私たちの本当の仕事。

「人を活かす」。これは、私が非常に大切にしている言葉であり、吉建ウォールの経営理念にも掲げられている言葉です。
私たちは、住まいに関するさまざまな工事サービスを行う会社です。しかし、真にご提供したいのは、工事サービスそのものではなく、楽しい笑顔が集う住まい。お客様に「頼んで良かった」と言っていただけるクオリティ、プライス、サービスを実現し、心から喜んでいただくのが、私たちの本当の仕事だと思っています。

もともと私は、15 歳のときに鉄骨とびの職人として働き始めたのを皮切りに、防水工事、塗装工事、シーリング工事、サイディング工事など、建築にかかわるあらゆる現場に携わってきました。
そして「いつかは自分の会社を興そう！」という夢を抱き、20 歳でシーリング職人として開業。それからというもの、朝早くから夜遅くまで休むことなく、寝る間も惜しんで働きました。もっと仕事を増やしたい、稼ぎたいという一心で、現場で出会ったさまざまな先輩職人に仕事や業界のことなどを教わり ながら、人一倍、努力に努力を重ねたと思います。

しかし、当時の私は、仕事や売上を増やすことにばかりに力を注ぎ、人を育てる能力がまだ未熟でした。思いやりをもって、従業員の気持ちにきちんと向き合う姿勢が足りなかったのだと思います。そのため、期待していた従業員が辞めてしまったこともあります。
いまのままではダメだ。もっと勉強しなくては…と悩む時期が続きました。

会社の成長のために、
まず従業員を大切にしたい。

そんな私を変えたのが、ある１冊の本です。尊敬しているある経営者から「経営者は本を読め！」と教わったのがきっかけです。そこには、良い会社とは何か、経営の本質とは何かについて書かれていました。それを読んだとき、自分がいかに経営を分かっていなかったか痛感しました。そして、こんな思いがあふれてきました。
これからさらに会社を成長させるためには、従業員を大切にする必要がある。会社にとって大事なのは、お客様の喜びを通して社会に貢献することであり、何よりも、そこで働く人に幸福を感じてもらうことだ。

このことを知ってから、私の経営姿勢は大きく変化しました。
従業員が幸福を感じることが、お客様に良いサービスや喜びをご提供することにつながる。だからこそ、従業員が働くことに感謝し、仕事を通じて自己実現できる会社にする。
それを実現するために、これまでやったこともなかった「従業員といっしょに行動指針を考える」という取り組みにチャレンジしました。私とともに、良い会社を作ろうとがんばってくれる従業員のありがたさ、かけがえのなさが身に染みました。

誰でも夢を叶えられる。
そんな業界を目指して。

吉建ウォールは、「サービス品質」で勝負できる会社でありたいと考えています。それを成し遂げるのは、ほかでもない、吉建ウォールに関わるすべての「人」です。
建設・工事業界は、まだまだ人を活かし切れていないと感じています。
手抜き工事や無茶なコストダウンが後を絶たないのは、それが原因の一つになっている気がしてなりません。

最初は何もできない人であっても、社会人マナーや常識がなっていない人であっても、必ず成長できる。
人を育て、人を活かすことに力を注ぐことで、この業界を、誰でも夢や目標を叶えられる業界にしたいと、強く思っています。

住まいは、人にとっても街にとっても宝物です。その宝物を「作る人」を幸せにすることで、世の中を幸せにしたい。それが私の願いです。